2018年03月

2018年03月31日

2018年3月31日

教職員みんな揃って桜をバックに写真を撮りました。校長先生はいつもこんなんだったら良かったのにと荷物を抱えて笑います。本当はきっといつもこんなんなんですよと僕は遠慮ぎみに並んだ一番端で人影をよけるように先生の表情を追いながら思っていました。
 写真を撮る先生、今度は私が撮るよと珍しく替わる先生、車を誘導する先生、ぶつけないでくださいよと冷やかす先生、信号機のボタンを押しといたほうがいいよと言う先生、それを聞いて真っ先に押しに走る若い先生。ニコニコ笑う普段全然笑わない先生。

正門の桜の木の下に集まって、先生たちはいつもは言わない好き勝手なことをワイワイ笑いながら言います。僕はそれが心地よかった。

 人は生きている。
 実は人は生きていると思った。

今日あの時なくなったものはなんだろう。
 真っ青な空が気持ち良かった。
 桜は偉大だ。桜が僕らを包み込んでいた。
それが心地いい。

職員室で拍手が起きた。記念写真を撮ろうということになった。上靴のままでいいよと言ってみんなで外に出た。どうしてそうなったかなんてのはどうでもいい。

それにしてもきのうはいい天気だった。

春。



2018年03月14日

2018年3月14日

僕の掃除の時間の担当は中庭で、掃除の時間になると中庭が掃除場所になっている三年生が二クラスやってきます。うちの学校の子ども達はとてもみんな真面目で、学生服の裏に倉敷の有名なお店で数万円もするような立派な刺繍があるような子はいませんが、それでも中庭が掃除場所でもないのに中庭の池に張った氷が気になって、掃除の時間なのに掃除せず三々五々集まってキャッキャしながらたむろする連中くらいはいるわけです。

小学校にいた時に僕は「チャンカワイ」と六年生に言われていましたが、今年は僕は一年間「師匠」とその彼らから呼ばれていました。もちろん半分冷やかしです。一人の子が言い出して、最後は担任の先生も知っているくらいになっていました。

あまり僕は生徒と関わりませんが、神出鬼没の彼らとは一年間一瞬一瞬の僅かな時間少しだけ交流がありました。いろんな子がいます。卒業が近づくともう卒業だあなんてしおらしいこと言い出したりして普段と心の持ちようの違いはひとりひとりいろいろだなと感じたりもしていました。

 きのうは約束した子ども達とサインは書きませんでしたが写真を撮りました。今思えばあいつらなんでカメラもっていたのか分からないんですが、自撮り的なこう上目に構えたカメラに向かってニコッと笑ったツーショットを何人とも撮りまして、最後は思い返して僕がスマホ持ち出し写真撮らせてくれと集合写真も撮りました。ツーショット撮ったあと頑張ってと握手してやりました。みんなきのうは素直でした。

ひとり、いつもズボンのポケットに手を入れて毎度元気な子が二人で写真を撮ったあとにハグしてきたので頑張れとポンポンと背中を叩いてやりました。あいつ、強いのに弱かった。名前分かんないんですけど少し彼の事を想像してみたりします。中学生は多感です。どんな将来が待つんでしょうか。また来いとは言いませんでした。その代わりの集合写真です。

おはようございます。時間なんでもう起きます。



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2014 東京→岡山→ 原発事故という我々の無責任について。 我が家のギリギリ疎開計画 https://t.co/h63Rn0E2fX
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