2017年03月
2017年03月28日
2017年 03月 28日
きのうの朝、うちから50メートル程度先にある最初の信号から、娘は初めて学校に一人で行きました。正確に言いますと行ったのは修了式を終えていますので学校内の学童です。
去年春に入学した時からほとんど僕が車で送っています。歩けば大人の足で15分位の距離です。集団登校でないので一緒に行くお友達が見つかるまではという名目で送っていましたが結局ほぼ一年、今月に入るまではそのまま送っていました。妻が時々送りますがその時は歩きます。
この1ヶ月くらいからなんとなく歩いて行こうと促しています。学校まで一緒に歩いて行くと僕が遅刻になるので、まず同じ方向の同じクラスのお友達を待ち伏せて行くことにしました。
一日目。なかなか来ないお友達を少し焦りながら待ちましたがやっと来たお友達に一緒に行ってもいい?と聞くとウン、と言ってくれたのでじゃあ行っておいで気をつけてねと送り出すと、娘も行ってきますと返事を返し、元気にいってくれました。
一日目、二日目くらいは良かったのですが三日目から娘が行くのを渋るようになりました。早足で歩くお友達を必死に追いかけるように行く娘を実は心配していたのですが、娘はそのお友達と行きたがらなくなりました。
相性もある様子だったので聞いてみたら図星でしたのであまり無理を言わないようにしました。とはいえ他に同じクラスのお友達もいないのでちょっと困ってしまいました。
もう一人、違うクラスの女の子がいるので今度は彼女を待つことにしました。彼女も来るのが遅いのでやはり待つことにしたのですが、するとすぐそばのマンションから同じ保育園だった一年生の男の子が出てきて娘の名前を呼んで通りすぎていきました。
あの男の子あなたの名前知ってるじゃんと娘に言うと、あっ、あたし行くと言って僕が持っていたお弁当と水筒を奪うように取り上げ追っかけて一緒に行きました。
同じクラスのお友達じゃなきゃ嫌だと言っていたのにやれやれです。
彼はあまり遅くもなく待つことがないので助かります。二日目は当たり前のように手を繋いでいそいそ歩いて行ってくれました。なんだ行けるのか。
保護者同士の会釈。
これから二人で行ってもらえるかなと思ったのもつかの間春休み。
娘は学童、その男の子はお休みです。
という訳で、春休みの間はまた一緒に行く人がいなくなりましたので、そこできのう初めて一人で行ってみようということになりました。
いつもの信号で送り出し僕は駐車場に戻って車で出ます。方向が途中までは同じなので様子が見られます。渋滞が助かります。通学路の半分は見られます。広い歩道で人も多く見通しの良い道路ばかりなのでそこが少し安心です。
しかしヒヤヒヤです。
信号待ちの僕にお父さん気をつけてねと言う娘はなかなか頼もしい。足取りもやっと最近同期生に近づいてきた。
大きな信号を娘は待ち僕は右折していきます。
なかなかスリルのあることです、僕には。
学校がもう見えていますのでそれが救いですが春休み、いつもなら子どもたちが集まってきて当番の保護者のお母さんもいたりしますが
そうではないので気をもみます。
どちらかと言うと僕の方がヒヤヒヤという感じでしたが、なんとか娘は一人で登校出来ました。
僕が心配しすぎなのかそれとも他の保護者の人たちが子どもをちゃんと信頼できているということなのか。
しかしニュースは戦慄です。
テレビのニュース解説者の、私は以前からスクールバスは必要だと言っていますという言葉がやたら虚しいです。
今朝はどうしようと思っていたら代わり番子にしようよと娘が言います。どういうこと?と聞くと歩いて車、歩いて車、と娘の助け船。
そうか、じゃそうしよう。
ということで今朝は久々車で送ってやりました。
明日はそうすると一人で歩きになりますが、僕は今まだ悩んでいます。
娘は少しまた大人になりました。
次回に続く。