2014年02月
2014年02月28日
2014年02月23日
おはようございます。今僕の実家から僕一人で帰ってきました。
出掛け際、娘はちょっと半べそ気味でいつもの挨拶をせずに出て行こうとする僕を見て言ってらっしゃいといいました。妻が寒いけど表に一緒に行く?と聞くと、寒いと言ってうちのなかへ入っていきました。
僕は少しホッとしました。
きのう午後帰った実家の周辺は、都内から一時間少々であるにもかかわらず、まだ相当の雪が残っていて、まだまだ娘の雪遊びができるくらいでした。娘はうながすと雪遊びすると言って表で僕と出かけたのですが、一緒になって僕の親父まで出てきます。僕の弟も、そしてお袋も出てきました。
しばらく続いたこの家族構成に、ちっちゃな女の子が加わってからほぼ丸4年になりました。
なかなかしてやれない外遊び、もしかしたら娘の為だけでなく全員のためかもしれないと思いながら、黙って僕は同じところの雪を繰り返し、職人のオヤジの使い古したスコップでたださしていました。
娘とオヤジの雪遊び、最後になるかもしれないなと。
僕はこの雪かきの最中に今回実家に帰った目的をはたします。
残って娘を見守るお袋になるべく静かに言いました。
来月から岡山に行かすから。
えっ?というお袋に、僕はゆっくり説明します。
ゴールデンウイークにはこられるようにするよ。
お袋はあんたたちが親なんだから、好きなようにすればいいよといいました。
やっていけんの?
わからないとは言えませんので、何とかやっていく、考えていると僕は答えました。
もしかしたら諦めていたかもしれない孫です。
孫が出来て、性格が豹変してしまったように連れて行くと喜ぶお袋に
僕は我慢してもらう事にしました。
きのうは娘の誕生日パーティでした。
僕の弟が、ベクレルフリーのお店で無理を言ってケーキを頼んでいました。
相変わらずおかずは気にせずおでんだったんだけど。
お袋が二人にもちゃんと言いなさいよと言ったので、オヤジと弟にも岡山行の事を忘れずいう事が出来ました。
何も言いませんでした。親がそれでいいんならとだけオヤジが言いました。
ゴメンネと、気持ちの中だけで軽く言っときました。
今妻と娘は僕の実家にまだおります。
午前中は弟とオヤジが一緒に過ごし午後はたぶん、お袋が掃除のおばちゃんをやっている体育館に遊びに行くのだと思います。
次回の予定が組めませんのでそうしてもらいます。
我が家は臨戦態勢に入りました。
何を犠牲にし、なにを守るのか、今よくわかりませんが娘の事を最優先にしたまでです。
ぼくなんかまだ恵まれている。
人にはそれぞれ思いがある。
想像していたいと思います。
次回に続く。
2014年02月22日
2014年 02月 22日
おはようございます。
今週月曜日に妻は住民票を取りに行き、火曜日には原付バイクの免許の試験を受けに行き、無事合格してかえってきました。
どんなことがあっても運転免許なんて絶対取らないと、妻はずっと言っていたのにです。
そして今日土曜日に僕の実家の相模原に帰り、事情を説明することにしています。
•我が家、岡山への母子移住を決断しました。
今のところ半年の期間限定ではありますが。
実は、去年秋に岡山のお試し住宅という住宅支援の公募がありまして、その補欠にひっかかり、当選者辞退の為に我が家に入居の権利が回ってきておりました。
本来ならすぐにでも行かせたかったのですが、僕の仕事の状況が去年夏ころから芳しくなくなり、家賃の工面にも苦労するようになってしまったため、やむなく、その状況を改善することを優先することにしました。妻は引き続き週三日の夜間のヘルパー巡回のパートを続け、僕は営業活動に動きました。
苦しい状況は続いております。
しかし娘の就園時期が迫っています。
といって都内の幼稚園や保育園に通わせる気にはやはりならない。
なにしろ全く就園活動していないのだから今更でもあります。
娘を大好きな公園の滑り台で遊ばせてやりたい、幼稚園や保育園に通わせてたくさん遊んでたくさん友達作ってほしいのは、皆さんでも僕のお袋でも誰でもありません。
僕と妻です。
この思いがどんなものか、わかってほしいという弱音は吐かないなんて大人のようなことは言いません。
どれだけ辛いか、想像してほしい。
放射能は恐ろしいという客観的事実に基づいて行かせるのではありません。
放射能は恐ろしいという僕たちの主観的考えに基づいて行かせるのです。
僕らのエゴだという、311後のお袋の言葉に、僕は四十七年間で最大にして最後の絶望感をお袋に味わったのだけれど、今はその言葉をある面において受け入れられそうではあります。
しかし娘の親は僕らです。
娘の判断をヘルプしてやる役目は僕らにあります。
まだ四歳です。来週誕生日です。
妻は向こうで仕事と保育園を探します。住宅の使用可能期間は半年です。
僕はこちらで全力で今の仕事を盛り返す。そして次のステップを見つける。
そうしないと娘に毎日会えなくなるからです。
僕はさびしくて死ぬかもしれないから。
朝起きると娘の部屋着を炬燵で温め洗顔一式とオムツの用意をするのは僕の仕事です。
神棚のお供えを取り換えるのと一緒に、娘の朝食用にバナナとヨーグルトとバターとイチゴジャムを小分けにしておきます。起きてくるまでの時間が僕の時間。
やたら寝起きのいい娘の朝の鼻歌が聞こえてきたら僕は“臨戦態勢”に入る。
オムツ替え温まった部屋着着替えさせ髪の毛とかしひとつ結びする。
さっき用意した朝食を配膳していただきますする。
妻に正確なところきかないといけないけど僕は料理以外の全ての娘の世話をしています。
あっ、洗濯もしてないや。
たたむけど。
そういう生活を今しているから母子疎開では心配が二つ。
娘の世話をすべて妻がしなくていけないことと僕は寂しさで死んでしまうかもしれないことのふたつ。
それをクリアするための作戦はもちろんあるけど。
我が家は“臨戦態勢”に入りました。
辛いが面白い。苦しいが明るい。
民主主義とは、自己実現とそのための具体的手段の事を言うのだ思います。
僕は今余裕がないのでそのいちばん基本を必死でやっている。
必死に作戦を練っています。大逆転を狙っている。
勝負は勝たなくてはいけないというと誤解されそうだけれど、勝つというのはプロセスを大事にする生き方の中では貴重な材料になりうる。
だからプロセス重視でも、勝たないといけない時はある。
メリハリだな。
ちょっと脱線しました。脱線できる余裕に感謝。
去年夏に岡山に行った時現地でお世話になった方から、僕の仕事についてとても参考になる資料を送っていただきました。
今後の僕の指針になりうるようなものでとても嬉しくありがたいものでした。
半年限定の貸別荘を持ったつもりになればいいのかなと思うと気楽になります。
頻繁に行き来しようと思います。
全てが流動的。
これからの我が家の方針はこれで行こうと思っています。
何日にも分けて書いてます。たぶん話が飛んでると思います。
流動的に読んでいただければ助かります。
僕と妻は今あらゆることに必死です。
娘は天真爛漫でいてくれます。
昨夜妻は相変わらずよく理解しない僕の実家に行くために徹夜で一泊のための娘の食事含めた準備をしました。まだ寝てます。
当たり前です。
今度の話をしに行きます。そして娘の誕生日パーティーの為です。
これも戦いです。
応援してください。
家族が、親子が、夫婦が、
どんなに素晴らしいものか証明してみせます。
期待してください。
励みになります。
数日に分けて書いた文章を読みなおす時間も律義さも
申し訳ありませんが今は不足しております。お許しを。
革命を足元から始めたい。
次回に続く。