2016年12月27日

とうとうこの日が来てしまったという感じです。

2016年12月27日


とうとうこの日が来てしまったという感じです。

昨夜ベッドに入っていつものように本を読んでいた娘がいきなりシクシク泣き出しました。

お父さん、人間は歳を取ると死んじゃうの?

僕は自分の子どもにこの質問をされるのが嫌だからずっと子ども、あんまり欲しくなかったんだけど、僕も改心して大人になっていくらか消化できるかなと少しは今思えるのでまだ良いのですが、でもこの世で一番イヤは質問であることは間違いない。

お父さん、人間は歳を取ると死んじゃうの?

僕は慌てた。一字一句答えを間違ってはいけないから。

え、なになにどーしたと聞き返してしまった。

お父さんもお母さんもいなくなっちゃうの?あたし独りなんてイヤだよ、あたしまだ6歳だよ、もお、やだよお。

泣きじゃくる。

さて、どの言葉からいけば良いか。
一生の不覚にしてはいけない。

大丈夫なにいってんのと出だしは最悪。

大丈夫、独りになんかならないよ。
ちょっと、お話聞いてと落ち着かす。
いいかい、よく聞いて。

順番なんだなあ。繋げるって分かる?

すっごく歳を取ったおじいさんとかおばあさんはね、いろんな楽しいこととか嬉しいこととかいろんな良かった事を経験したの、経験て分かる?うん、いろんな事したの。いっぱいいろんな事するとね、今度は自分はもういいから自分の子どもとか孫におんなじようにして欲しいと思うんだな、これが。
だから、交代して、今度は若い人にやって欲しいわけ。だから自分は天国行っちゃって交代するんだな。
でも独りになる訳じゃないよ。もしかして国語の教科書で読んだ「ずっとずっと大好きだよ」で犬が死んじゃったから、だからそう思ったの?そうかそうか、でも大丈夫じゃん、ずっとずっと大好きだよって言ってたでしょ。ずっと大好きでいられるんだよ、大丈夫、ずっとずっとだから。

ずっとずっとだから。

だからね、いなくなってもここに、(娘の胸をトントンと叩いた)みんな来るんだよ、ここにいるのずっと。ね、だから大丈夫でしょ。姿は見えないけど独りじゃないじゃん。だから大丈夫大丈夫。

頷く娘。

独りになんかならないから。一緒よ、一緒。

6歳でしょ。独りになるわけないじゃん。お父さんもお母さんもいなくならないから心配しなくていいよ。大丈夫大丈夫。

いなくならない。

お父さんはね、あなたが直ぐなんでも言ってくれるから安心なんだ。大丈夫。

心配な事、悲しい事、イヤな事、恐い事、辛い事、なんでもあったら言っていいんだよ、全部お話してあげる。全部大丈夫だから。なーんにも心配しなくていいって知らないでしょ、心配しなくていいの、全部大丈夫だから。なんでもお話してあげる。

大丈夫なの?

大丈夫だよ。

ぜーんぶ大丈夫なようになってるの。
だからなんでもお話すればいい。

いいかい。

涙を拭ってまた頷いた。

こっちおいで。

抱いてやる。宇宙が手にはいる。

本読もう、本。

僕はいつものように本を逆さに持って逆に読む。娘はなんとかいつものように逆だよと、僕に突っ込みを入れてくれた。

お父さん、人間は歳を取ると死んじゃうの?

人間は繋げる事に喜びを感じられる。そうなれる。だから全然心配はいらないんだよ。

だからね、
だから大丈夫。

お休みなさい。よい夢を。



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2014 東京→岡山→ 原発事故という我々の無責任について。 我が家のギリギリ疎開計画 https://t.co/h63Rn0E2fX
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