2012年04月10日

2012年 04月 10日

妻が疎開先から弱音のメールを送ってきた。
なかなか家と仕事が決まらない。
あてはあるが、話が煮詰まらないようだ。
時間は迫っている。
イライラするのも無理はない。
僕なんか、この1カ月半、毎晩イライラしている。
それに比べれば、屋根つき妻さんは頑張っている。
二人の帰りのチケットは、僕はまだ手配していない。

ここ数日、僕は長崎の運輸局とやり取りをやっている。
タクシーの営業移転の準備です。
許認可事業の移転は結構面倒くさい。
一般乗用旅客自動車運送事業(福祉輸送事業限定)許認可申請書による新規許認可申請と同等の事業計画変更認可申請、及び運賃及び料金設定認可申請をしないといけない。
・・・。
前者は正副控え、長崎運輸局用と関東運輸局用とでそれぞれ5部ずつ、後者は3部ずつ、書類を用意しないといけない。

インクと紙が足りない。

・・・。

どこかと違って長崎の支局の対応は丁寧。
長崎弁がちょっと心地いい。
しかし油断は禁物。
また少々長めの付き合いが始まるかも。

まだ、営業の本拠が決まらず、そして長崎に居を構えるのかどうかも流動的なんだけど、
今は出来る準備をできるギリギリまでやるしかないのだ。
移転の準備をしながらこちらでの営業対策にいそしみ、娘の生活方法を模索する。
鹿児島の母親の実家にあたりを付け、ツイッターで知り合った大阪のご夫妻のお言葉に甘える可能性を考慮し、USJの情報集めに食指が動く。

ヤフオクの出品も始めた。
溜まった雑誌の処分。
片づけ掃除の段取りも僕の頭の中には入っている。
荷物の運搬方法も。
あらゆる想定をし、あらゆるコネクションを引きずりだす。
昔取った杵柄は残さず使い切る。
この時のためのものだもの。
遠慮は禁物。
命が削られる。
僕のじゃない。
妻と娘の。

多分今頃妻は、辛くてのたうちまわっているだろう。
頑張れ。
大丈夫。
娘はいい顔して笑ってるじゃないか。
それに応えよう。
僕は携帯の待ち受けの娘の写真をポンポンと叩いて冷やかした。
大丈夫、君は大丈夫だよと。

次回に続く。




2012年04月04日

2012年 04月 04日

娘に会いたいです。
誰か助けてください。

焼酎飲んでも飲んでも酔いません。

お袋に娘の写真送ってやりました。
やっと会えた孫です。
僕は毎月のように実家に娘を連れていきました。
親父もお袋も何も言いませんが、顔はいつも、僕が今まで見たこともないような良い顔をしていました。
また会わせてやりたいです。

僕は忍びなくて忍びなくて仕方がない。
いつまで僕は親不孝をすれば気が済むのか、あきれてものが言えません。

僕はみんなを不幸にしている。
申し訳なくて仕方ない。
泣いたところで始めらないが、止まらぬ嗚咽は僕の生きる今唯一の術。

今日は何かを考える隙を与えずにそこを酒で埋めようと思う。

スイマセン。

次回
続けます。



2012年 04月 04日

妻の報告。
疎開中の近くの物件の件を役場の担当の方を通して進めることになった。
条件等、これからのことには当然なりますが、具体的な話をはじめます。

流動的ながら具体的な話が出てきたので、僕の方も具体的に考えられるようになる。
長崎の運輸局に事業移転についての問い合わせをした。
丁寧に対応してもらい、資料を受け取った。
細部確認し、状況次第でこの件を動かす予定。

その他僕は二パターンの仕事を考えている。
アルバイト的にできるもの。
夜でもいい。水商売関係でもいい。
昔取った杵柄。
いいか悪いか別にして。
ついに役に立つ時が来るのか来ないのか。

昔の僕に今の僕は感謝する。

もうひとつは起業です。
持っている経験と資格でなにができるか。
必死に今考えています。
今度は申し訳ないが多少ずるくいく。
許してほしい。
有事に子供を守るのに、遠慮してたらはじまらない。

でも、ずるくいけるかな。
それじゃぁだめなんだけど。

娘の花嫁道具を二つ考えている。
一つは準備中。
もうひとつはこれから。
その用意もしなくてはいけない。

ひとつ動くとふたつ動く。
逆戻りも想定しないといけない。
心の危機管理。
365歩のマーチ。
桜新町の星、
チータは偉大です。

次回に続く。



2012年03月31日

2012年 03月 31日
 
妻からの報告。
今日は向こうで都合4件の物件を見せてもらったそうだ。
一件気にいったものがあって、話を進めることにした。
条件などまだ確定していないのですべてはこれからの話。

今日は昼から飲んでいた。
風が強かったせいもあったけど、
開けるのが面倒臭くなってきた雨戸を閉め、そしてつまみを買い込み、初シチューにも挑戦した。

なるべく娘のことが頭をよぎる瞬間がないように、僕は一生懸命僕をごまかした。
酒は僕の味方になってくれている。
黙ってひたすら付き合ってくれる。
ありがたい。

明日は仕事だ。
僕の仕事は動いてなんぼ。
娘に会いに行きたいけどもうそう簡単には休めない。
僕にも有給をください。
それでなければお金をください。
僕が辛かろうが死にそうだろうが誰もそんなこと知ったこっちゃない。
そう、その通り。
僕は勝手におかしくなってればいい。
僕だって、人の苦しみなんてわかりゃしないんだ。

人間はそういうことに耐えなきゃなんない。
人間はそういう生きもんだから。
耐えられないというのは間でいていられないということだもの。

酒は僕が人間であることを助けてくれている。

がっかりさせたかもしれない。
一番がっかりしているのはこの僕だ。

 次回に続く。



2012年 03月 31日
 
情報収集に励んでいます。
5月以降、短期間ではありますがどうぞ来てくださいとおっしゃってくださるご家族に出会うことができました。
大阪です。

ありがたいです。

何も決められなかった時、少しでも娘を東京に近づけないための見通しが少しつきました。

あくまで僕らの希望は九州です。
国内であれば。
僕も妻も頑張っています。
僕はパソコンに向かい情報収集、妻は今日は疎開先地元役場の方に空き家を案内してもらうようです。

あっちにポツッと、こっちにポツッと、少しずつですが、気になる情報が出てきます。
一個一個摘んでって、きれいな花束になればなと、思います。
それを娘にプレゼント、
なんて臭っさいことできませんが、出来たらいいなとも思います。

ちっさい種がどこに飛ばされるかわからないほどの、今日は強い風です。
マスクしましょう。
毒が舞っています。

次回に続く。



2012年03月29日

2012年 03月 29日


再稼働反対ライブ首相官邸前。

http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5



2012年03月27日

2012年 03月 27日
 
買い出しに行ってきた。用賀OKストア。
一人になって2回目のOK。
さみしいもんです。おっさん一人のスーパーは。
でもここにはたくさんの“OKフード”があるのです。
OKストアは、いわゆる“頑張っているお店”で、お客さんの要望に答えてというかたちで西の食材を多く取り寄せています。

さて。
今日の戦利品です。
まずは水。
ボルヴィっク、6本入り箱でお買い上げ。
卵は三重県“伊賀の卵”。219円。タッケーけど、仕方ない。
関東のは、申し訳ないけど、手が出ない。ごめんなさい。

お弁当用には妥協して、いつものように冷凍食品。
冷凍は、AJINOMOTO、頑張ってるのかな。
袋の脇に産地表示がしてあります。
他社は、ホームページでご確認ください系の但し書き。
まぁ、なんともいやらしいやり方。
気にしない奴にはどんどん食わせて気になる奴はどうぞ買わなくて結構ですみたいな、客商売にはあるまじき態度。

AJINOMOTOの餃子とかハンバーグとか、シュウマイとか買いました。

牛乳は大阿蘇牛乳。
うちにお母ちゃんが買っておいてくれたビーフシチューの素があるので、作ってみようと思って材料買ってみた。
牛肉なんですけど、オーケーは独自に検査していて牛の餌である稲わらも検査していたりしていて放射能っていう言葉をちゃんと使って説明表示をしてあったりすんだけど、残念かな、その基準値が国の定める基準値なんだよね。
キログラム当たり100ベクレルはちょっと怖い。
オーケーに要望出して独自基準作ってもらいたい。
聞いてくれそうなのがオーケーはいい。
結局牛肉はオーストラリア産の冷凍のサイコロステーキにした。

納豆に目が行った。
納豆は諦めモードだったんだけど、あるんですね、いろんなやつが。
これ、アメリカまたはカナダの丸大豆。
遺伝子組み換えなし。

ただどこで作ってるか、わかんないなぁ。
それに昆布だしは、いらないかも。
でも一応買いました。納豆最近食ってないので。

鹿児島の納豆もありました。これ。↓

あっ、下の国産は論外です、論外。
間違わないでください。

徳島のニンジンに、鹿児島のジャガイモ。
ブロッコリーは、どこだったかな。
西は西。
玉ねぎは買おうと思ったけど、北海道ばかり。
我が家は北海道ずっとNGなので。

よしこれで明日の夜はビーフシチューに挑戦かと思ったが、たったいま、明日の夜仕事が入った。
そのうち、やってみよう。
その他もうちょっと買って帰ってきた。
カップめん、さんざん悩んだ挙句、今日は買わなかった。
吟味すると、なかなかカップラーメン買えません。
便利なんだけどなぁ。

買い物も、こうやって買うとそれなりの情報になるかなと思い書きました。
お母ちゃんに代わって食材の話もしようかしら。
たまにしか、買い物しないけどね。

でもまぁつまんない。一人の買い物は。

次回に続く。




2012年 03月 27日

あとで勝手にリンクしようと思いますが、取り急ぎ。↓

“東京で被曝対策をして生きるということ”
http://hibakutokyo.com/

読みやすいかもしれません。
判断はどうぞ各自お願いします。
僕もじっくり読みこみ判断します。

次回に続く。



2012年03月26日

2012年 03月 26日

今日、がれきの問題について環境省との交渉が、衆議院第一議員会館でありました。

以下にその模様が見られるUSTアドレスお示しします。↓

がれき問題-環境省他院内交渉 http://www.ustream.tv/recorded/21375833

僕は、賛同人として参加しました。

会場には行くことはできませんでしたが

USTでの中継を見ていました。

少し長いですが見て頂くとわかると思いますが、

結論としては

“環境省は何も仕事をしていない”

ということになってしまいました。


環境省が示している数値は

結局机上でのつじつま合わせに過ぎなく、

現場で起こっている現実を

把握していないという

絶望的なものでした。

環境省は現在、

瓦礫受け入れを道府県自治体に要請していますが、

その放射背物質の基準値は高く、

測定方法もずさんであり、

また、現在受け入れの対象としている

岩手及び宮城県の“汚染されていない瓦礫”を

実は汚染状況の測定をきちんとしていないということも

明らかになりました。

環境省は、基準値を机上で決めただけで、

その検証も測定もおろそかにしたまま

瓦礫の受け入れを強行しようとしています。


環境省は机上で数値を決めただけで

その影響評価をほとんどしていないということが分かりました。

簡単に言えば、

瓦礫汚染もダダ漏れ状態というわけです。

これは事実ですので

恐怖をあおるとしたとしても言わざるを得ない。

なぜならそれは事実だからです。


お時間あれば見てください。


ご判断は自らの判断でお願いします。


さて、です。

僕は頭を整理しないといけない。

そのためにここでこうやって書くことを許していただきたい。

なにかのお役に今後立てばうれしいですが、

そうならない方がいいとも思います。


今僕はいろいろ調べています。

仕事のこと、住まいのこと。

様々な支援サイトが立ち上がっており

情報を得ることは必ずしも大変ということはありませんが、

まずこちらの意向をきちんと整理しておかなくては

何をどう考えれば、

何を優先すればということに

葛藤し混乱してしまいます。

頭の整理は大事です。


一端怖いと思ったら、

なかなかそれを訂正するの難しい。

それはとらえ方の問題で、

例えば、今福島の子供たちが

僕の住む世田谷に一時避難をしています。

一方で僕の娘は世田谷から疎開をしている。

これはとらえ方の問題で

どちらが正しくてどちらが間違っているということではないと、

僕はそう今は判断しています。

さて、

今学者、専門家の間でも

言ってることは様々です。

同じ危険サイドの人でも

比較的楽観的な人は頑張れば関東は一部を除いて大丈夫

そういう人もいますが

一方で極端な人は

3月に東京にいた人は

あと20年は生きられない

そういう人もいます。

結局自己判断になるわけです。

しかし、何らかのリスクを負ったのは

どうも間違いないらしい。


どうも酔っ払って何書いてんのかわかんなくなってきました。

言いたいのは

なにを優先させるのか、です。

我が家が今一番優先させているのは

娘の暮らす場所です。

東京はなしです。

あってもかつてのように外出は極力控える。

歩かせることはせず、おんぶか抱っこ。

食事も要注意。着替えは玄関で。

娘は一カ月の九州滞在で

すっかり外遊びを覚えました。

今更外出禁止は忍びない。

そんな窮屈な生活は

もうできないです。

そうなると、住まいと仕事の問題になる。

仕事とは誰の仕事か。

妻なのか、僕なのか。

妻だとして、どこで探すのか。

今いるところは4月いっぱい。

住まいと仕事を同時に決められるのか。

妻が先に決めたとして

そこに僕の仕事はあるのか。

順番が決まっていればまだ

いいのだけれど、

その順番から決めなくてはならない。


話、伝わっていますかねぇ。


書いてる僕はよくわかっていない。


こうなると、順番は、

決めるんじゃなくて

決まってい行くのかなと。

つまり

いい仕事が先に見つかるのか、

いい住まいが先に見つかるのか、

なにが先に見つかるのか、

それによって方向が決まっていく。

そういうことかなと。


まだいろいろ上げなきゃいけない点があるはずなんだけれど、

アルコール消毒で

消えてしまった。


情報は決して不足はしていない。

いまひとつひとつあたっている。


とっかかりとしてどういう心持でいけばいいか、

書こうと思っていたんだけど

支離滅裂になった。

ただ長いだけで。

失礼な話だ。

スイマセン。


いずれ書きなおします。


次回に続く。



2012 03 26

 

きょう未明に東京電力柏崎刈羽原子力発電所の6号機が定期点検のため止まりました。

これで東京電力管内の原発はすべて止まり、54基のこの国の原発で動いているのは北海道の泊原発3号基のみ。

今原発は1基しか動いていません。

これも近日中に止まります。

北海道電力は、4月に予定されている“定期点検”を5月にのばそうと、申請を出そうとしています。

とにかく最後の一基は止めたくないという悪あがきにしか見えません。

 

定期点検をのばすんです。

何で?となるでしょ、普通。

車検だってそうはいかないんだ。

 

国がやってる施設のなんか無駄な感じ、役所行った時のもう何とも言えないまどろっこしい感じ。

形さえあればいい。行政のやることはいつもそうです。

僕は原発もそうだと思っている。

つまり、原発の発電は、電力供給の要にはなっておらず実はその他の発電システムによってバックアップ体制が整っており、仮に原発がなくても、“なんとかなる”状態で以前からずっとあったんだと僕は思っている。

 

ツイッターに書いても反応薄いんで自分で言うけど、これ、どんどん信憑性出てきてないかな。

 

大体、定期点検でそもそも止めなきゃならない発電所に頼るっていうのが解せない。

怪我ばっかりしていた広島の前田より、やっぱり鉄人衣笠の方が信頼感あるものね。

 

古いかな。

 

よく休む奴に仕事は任せられない。最初からよく休むと分かっていればそれなりの対応しとくよね。

それが普通だよ。

 

原子力発電所は究極のハコモノ行政だ。

それもアメリカに押しつけられたね。

 

茶番なんだ。

茶番だまって見てていいのか。

それがもとで僕ら毒撒かれたんだよ。

今も子どもがその空気吸ってんだ。

土で遊んでるんだ。

食べてんだよ。

 

許せるか。

 

自業自得は僕はいい。

子どもは関係ない。

僕は娘を絶対八十何歳かのおばあちゃんにしてみせる。

 

ほんとのことを言うと殺されると思っている元行政官がいる。

生活のためほんとのことを書かない記者がいる。

僕らはもう命を張らなきゃいけないんだ。

そもそも毒被ってんだし。

子どもはもうとっくに命を張っている。

親の僕らが張らずにどうする。

 

僕は命を捨てたとは言わないが、

覚悟はしている。

それが今、持たねばならない責任だと思う。

自由はそのあとでいい。

 

次回に続く。



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2014 東京→岡山→ 原発事故という我々の無責任について。 我が家のギリギリ疎開計画 https://t.co/h63Rn0E2fX
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