2020年02月07日

2020年02月06日

女たちの避難所 (新潮文庫)
垣谷 美雨
新潮社
2017-06-28




2020年02月04日

持たざる者 (集英社文庫)
金原 ひとみ
集英社
2018-05-18




2019年11月06日

毎日は正直爽やかではなく憂鬱なままが続きます。爽やかな朝など正直ありません。なぜいまだに岡山に馴染まず明日の展望も考えることなく、きのうのことばかり考えるのかと、なるべく考え事をしないようにしようと思いながらも考えてしまいます。
結局僕は岡山に馴染めないのは実はほどほどで、自分の人生が自分の意図から完全に離れてしまったり、原発事故が起こってもさして変わらない世の中にいやけがさしたり絶望したりして理解不能に陥っているのは間違いないのですが、そういう社会的な喪失感よりむしろ僕を慢性的に滞留させあるいは抜け出そうとさせないのは、たぶん言ったようにまた親不孝をしてしまったというまったく取り返せない後悔の念だと思っています。
ほんとなら、僕はこまめに東京の世田谷から神奈川の相模原の実家に通い、飽きるほどに行き来しておやじやお袋にたった一人の孫を頻繁に会わせるつもりでした。これはおそらく最初で最後に出来る孝行だろうし、人間が年老いていくという事についてまったく手立てがなく、それがどういうことかさっぱりわからないまんまの僕には絶対必要なことでした。ところがそれができなくなってしまったわけで、ですのでそれを僕の中でどう整理すればよいのか検討もつかずにいまださっぱりわからないでいるということになります。
この事を言うと、あなたが子どものことを思い実行した原発避難は間違いじゃないと言ってくれる人もしますし、子どもの人生は子どもの人生なんだからと親のことばかりを気にかける必要などないと慰めてくれる人もいて、それはありがたいことではあるのですが僕にはほとんどそれは説得力がなく持って生まれた性分というか宇宙観というか、なかなか説明するのが苦労する次元のことに触れないと出来ない話になるのでそこでやになったりするわけです。
今は、出来ることなら全てを一瞬で忘れたいというような心境で全てを感じたくないと思う結果無表情気味ではあり、さらには全てを考えたくないから物忘れが激しい気もします。
まったく、記憶する能力が邪魔で仕方ありません。
そして生きていくための今の僕の目処は、先を読まないで、人生設計を娘が50才になる時までにし、カメラ買い、落ちないための指針を箇条書きにするといった感じです。
果してこんなことを書き残すことになんのメリットがあるのかと疑心暗鬼になります。娘に読んでほしくないことをブログ上に残すリスクは、娘の成長とともに大きくなっていきます。
いつか消さなくてはいけない文章は意外にたくさんあるかもしれません。また困り事が増えますが今は瞬時にそれを忘れようと思います。


2019年10月06日

これが僕のメンタル維持に必要なので迷惑承知で書きます。

今朝は、なんで自分はこんなに落ち込むことになったんだろうと、原因になりそうなことを思い出しながら考えました。ずっとまえから継続してることばかりなのになんでだろうというふうにです。

きのうは朝から機嫌がいいと思ったとたんに不愉快になり自転車もろくに漕げなくなったのですが、昨夜の妻と娘の肩もみがよかったのか、今朝は頭痛もなく気分も軽くなり、そして気分の落ち込みを察知して回避することを癖にしてもいいかもしれないと、その対処法について考えるほどです。

先週は娘のプールの付き添いを妻に任せ、今週も任そうと今朝まで思っていましたが、行ってみようと思い今日は来ています。

しかし出かけてみて、落ち込みの大きな原因がやはり、岡山の交通マナーにあるかもしれないことに気づきました。来るまでに何度も落ち込みそうな気配を感じたからです。察知してなんとか回避して来ました。

そもそも僕は田舎の横暴さが大嫌いなのですが、どこかに東京でのプロドライバーとしてのプライドじみたものがあって、それがそう感じる理由のひとつなのかもしれません。

潜在的なもの、311、逃げてきたこと、そんなものが混ざってわからなくなりそのまま落ち込みの原因になっているのかもしれませんが、今いる環境の中には原因というよりそれを暴発させる引き金が至るところに転がっていて、毎日その引き金を引き続けていたのかなと気付きました。

これはいま、次に受けるカウンセリングのために書いてる節もあります。

こんなもの読みたい人はいるはずありませんのでどんどん友達削除してください。

関心ない人は、どんどん僕を無視しています。

全く無反応な友達が、わんさかいます。

すべては僕の問題です。
すべてとは当然原発避難も含まれます。
そんなもんだと思えて今は達観しています。

算数の出来ない人間にも権利くらいあります。

知ってるふりだけの人ばかりなので、あえて書いておきます。

終わりです。



2019年09月30日

職場の人たちと打ち解けて居場所に馴染むことに徹しようとすると、そこから解放された時に急に虚しくなるので、これから夜のお疲れ様の宴のあとは気をつけないといけない。この週末は最悪だった。

今頃になって、当事者でいることは物凄くエネルギーのいることなんだと言うことに気づいたら、僕らの社会では「当事者」が存在することが極めて難しいという自分の言葉にあらためて合点がいったりしたのだけど、そこで僕はまたそうかと思わず膝を叩きそうになった。
つまり、当事者でなければ楽だから当事者をやめるのではなく、当事者であることが苦しいから当事者をやめるのだなと、そのことは僕には完全に当てはまるし、そしてこれまで当事者をやめていった人たちにもそれはきっと当てはまるのかもしれないと、極めて単純明解な答えに一気にたどり着いてしまったのだ。

さて僕は今当事者をやめているのだけど、果たしてこれでよいのか悪いのかさっぱり分からないし、分かろうとなんてちっとも思っていないけれど、今はっきり言えるのは、僕は僕の残り時間を一瞬に捉えたいと思っているということと、その一瞬は限りなく永遠に似ているのかもしれないと感じているということで、だから、当事者をやめようが戻ろうがそれは瞬く間の出来事であるし、その葛藤は永遠のものとしてただ残るだけなんだと、諦めでも達観でもなくひたすら永遠に溶けていたいという思いで、ただ身をそれに任せるだけに過ぎないのです。



2019年08月06日

寝苦しい夜。
網戸を開けて外の風を頬に腕に裸の腹にさらしてみるとこれが涼しい。
風を取り込まない家。
日本家屋は夏涼しく冬暖かいんじゃなかったっけ。
大幅にオレたち間違えてるかもしれないなと今日も知らない家に襲いかかるぬるい夜空の機嫌に探りをいれてみた。

2019年07月31日

7月31日

今日で用務員丸五年を終えました。一日空けてあさってから六年目に入ります。岡山に逃げて五年三か月。岡山での五年はわずか五時間程度の時間にしか感じられず、原発事故から岡山に来るまでの間はほとんど時間は止まっておりましたが、その半日にも満たない間に娘は成長し、僕と妻の元から巣立つ日を今か今かと待ちわびているようにも見えています。確実な時を娘は僕らに与えてくれておりました。
時間の流れに戸惑わないことに決めた僕の一瞬は永遠になりました。娘との時間がいとおしいです。僕らの生活は闘いそのものになりました。原発事故が風化した時は僕らが死ぬ時です。このままで済ますつもりはありません。娘にはあらゆる生き延びる知恵とあらゆる逃げ道を残してやるつもりです。今は少し、親は必ず子を残して死ななければならないことを勝手に
決めた神様を恨んでいます。

原発反対。



2019年07月21日

7月21日

僕は東京からの「避難者」で、それもホットスポットからの避難でも、チェルノブイリ法に照らした時の「避難の権利」を持ちうる地域からの避難でもありません。

それが理由にという訳でもありませんが僕はたまに自分はどんな立場なのかを整理したくなります。

つまり、
比較対象になるチェルノブイリ法であっても被害の救済について決して万全ではない、
東電原発事故で何が起きたのかが結局よく分からない、
事故により承る肉内的精神的苦痛と権利の救済せよ、
311以前の状態に戻せ、
子どもの権利を補償せよ、
人生をかけた脱原発論者である。

ということかなと思うわけです。

怖い、気持ち悪い、子ども守りたい、だから逃げた。

その思いを社会に受け入れてほしいと思うのは贅沢な話なんだろうかと思うわけです。僕個人は物資資金の補償には鈍感だけど、そういう思いの容認が欲しい。あなたは逃げて当然だった。国にそう言って欲しい。

分かりますか?
僕は分かりません。

#原発流民
#岡山



2019年07月19日

7月19日

「実害」の評価って誰がすんだと思う?それが限りなく真実に近いとこにあるとしてもだ、それは常に拘りや思い込みや逆に策略や威圧の危険にさらされてるじゃないか。東京の僕はなんで帰らないの。実害があるから?そんな評価誰がしてんの。動けないよ。仕事も清算して家も引き払った。岡山の家賃じゃ暮らせないよ、前の場所には。これからまた新しい仕事探すのか。そんな途方もない体力気力どっかに置いてきた。東京?馬鹿らしい。そういう顔が見えるよ。
「実害」の評価って誰がすんだと思う?
教えてよ。

今日も眠れなかった。
#東京原発流民



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2014 東京→岡山→ 原発事故という我々の無責任について。 我が家のギリギリ疎開計画 https://t.co/h63Rn0E2fX
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